道路を支える仕事には、道路そのものをつくる土木・舗装の仕事、完成した道路を日々見守り、適切な状態を維持する仕事、そして信号や標識によって安全かつ円滑な交通の流れを支える交通安全設備の仕事まで、実にさまざまな種類があります。 本記事では、道路に関わる仕事の全体像と、それぞれの仕事内容、必要な資格や未経験からの挑戦可否についてご紹介します。
道路に関わる仕事には
どんな種類がある?
道路に関わる仕事は、大きく「道路を作る仕事」と「道路を維持・管理する仕事」の2つに分けることができます。また、それぞれの仕事は、路面や構造物など道路そのものを対象とする「道路本体に関わる仕事」と、信号機や標識などの「道路付属物に関わる仕事」に分類されます。
整理すると、道路に関わる仕事は次の4つの領域に分かれます。
| 道路本体に関わる仕事 | 道路付属物に関わる仕事 | |
|---|---|---|
| 道路を作る仕事 | 土木工事(造成・トンネル掘削・舗装など)、建設工事(橋梁・料金所など) | 交通信号・道路標識・防護柵・遮音壁・監視カメラなどの設置工事 |
| 道路を維持・管理する仕事 | 維持補修(橋梁・トンネル・道路舗装)、道路パトロール、道路管理者の業務 | 交通信号・道路標識などの維持・更新工事 |
このなかでも、信号機や標識、道路情報板といった「道路付属物(交通安全設備)」に関わる仕事は、電気・通信・土木にまたがる専門性の高さから注目されている分野です。次の章から、それぞれの仕事内容と必要な資格を詳しく見ていきましょう。
道路を作る仕事
道路を作る仕事は、道路そのものを新設・改良する「道路本体に関わる仕事」と、信号機や標識などを新しく設置する「道路付属物に関わる仕事」に分かれます。
土木工事
土木工事とは、道路や橋、トンネルなど、道路そのものを新しくつくったり、拡張・改良したりする仕事です。事前の測量や地盤調査から着工までを担い、道路が完成するまでの根幹を支えます。現場での実務経験を積みながら、国家資格である「土木施工管理技士」の取得を目指すのが一般的なキャリアパスです。
具体的な仕事内容
具体的な仕事内容としては、まず現地測量や地質調査を行ない、設計図面との整合性を確認します。その後、盛土・切土によって路床を整え、砕石などで路盤を固めるなど、道路の“土台”をつくる工程を担います。橋やトンネルを含む大規模な道路整備では、施工計画の立案から関係者との調整まで、長期にわたるプロジェクトを動かす役割も求められます。
舗装工事(新設)
舗装工事とは、道路の表面をアスファルトやコンクリートで仕上げる仕事です。土木工事によってつくられた路盤の上に、日々の走行を支える道路の“肌”を仕上げる役割を担います。国家資格である「土木施工管理技士」に加えて、舗装工事に特化した民間資格として「舗装施工管理技術者」があり、専門性を証明する資格として現場で評価されています。
具体的な仕事内容
具体的な仕事内容としては、路盤の上にアスファルト合材を敷きならし、ローラーで締め固める舗装作業が中心です。交通量の多い道路では夜間工事が中心となることも多く、限られた時間のなかで安全かつ確実に仕上げる技術が求められます。
交通信号・道路標識などの
設置工事
交通信号や道路標識、道路情報板といった道路付属物は、道路上の「ルール」と「情報」を伝える重要な役割を担っています。これらを新しく設置するのが、土木・電気・通信の総合技術を活かした交通安全設備の設置工事です。
道路標識の工事には国家資格である「土木施工管理技士」や「登録標識・路面標示基幹技能者」といった専門資格が、交通信号設備の工事には国家資格である「電気工事施工管理技士」や「電気工事士」に加えて「交通信号工事士」という専門資格もあり、土木・電気・通信にまたがる幅広い技術力が評価される仕事です。
具体的な仕事内容
具体的な仕事内容としては、信号機の設置にともなう電気工事や、道路標識の設計・製作・設置などの土木工事、道路情報板や監視カメラなどの通信設備の構築が挙げられます。近年は、高度道路交通システム(ITS)に対応した設備の導入も進んでおり、交通量を踏まえた交通工学の知識と、電気・通信・土木にまたがる幅広い技術が求められる仕事です。
道路を維持・管理する仕事
道路を維持・管理する仕事は、完成した道路本体の状態を見守る「道路本体に関わる仕事」と、信号機や標識を保守・更新する「道路付属物に関わる仕事」に分かれます。
舗装工事(補修)
舗装工事は新設だけでなく、経年劣化した路面を補修する仕事でもあります。日々多くの車が行き交う道路の“肌”を守り続けるために欠かせない仕事です。
具体的な仕事内容
具体的な仕事内容としては、ひび割れや穴ぼこの補修、区画線・横断歩道の塗装などが挙げられます。新設工事と同様、交通量の多い道路では夜間工事が中心となることも多く、限られた時間のなかで安全かつ確実に仕上げる技術が求められます。
道路パトロール・道路管理者の業務
道路パトロールは、完成した道路が常に安全な状態を保てるよう、日々巡回・点検する仕事です。担当するスタッフは「道路パトロール隊員」とも呼ばれ、損傷や異常をいち早く発見して対応することで、事故を未然に防ぐ役目を担っています。また、国や都道府県、市区町村などの道路管理者として、道路の占用許可や維持管理計画の策定を担う仕事もあります。
具体的な仕事内容
具体的な仕事内容としては、パトロールカーで担当エリアを巡回し、路面のひび割れの有無を確認するほか、ガードレールや標識の破損、落下物の発見・応急措置も行ないます。悪天候時や災害発生時には緊急点検・復旧対応にもあたります。道路パトロールで発見された標識・信号の破損は、次に紹介する専門の技術者へと引き継がれ、修繕・更新が行なわれます。
交通信号・道路標識などの
保守・更新工事
信号機や標識、道路情報板といった交通安全設備は、設置して終わりではありません。経年劣化や事故・災害による損傷に対応し、安全な状態を保ち続けるための保守・点検・更新工事が欠かせない仕事です。
具体的な仕事内容
具体的な仕事内容としては、信号機の定期点検や故障時の緊急対応、老朽化した道路標識の補修・建て替え、道路情報板など通信設備の更新などが挙げられます。24時間体制での対応が求められる現場もあり、設置時と同様に電気工事施工管理技士や電気工事士、交通信号工事士、土木施工管理技士といった資格を活かして活躍できる仕事です。
技術の総合力
道路の安全は、道をつくる「土木」、路面を整える「舗装」、日々の状態を見守る「道路パトロール・道路管理者」、そして安全かつ円滑な交通の流れを支える「交通安全設備」という、性質の異なる技術が連携することで成り立っています。
図面の上の計画を現実の道へと変え、多くの技術者たちを束ねながら現場を動かしていく――それが「施工管理」という仕事です。道路に関わる仕事のなかでも、幅広い専門性と調整力が求められる、責任とやりがいの大きな役割といえるでしょう。
未経験からでも道路に関わる
仕事はできる?
道路に関わる仕事の多くは、体力や適性があれば未経験からでも挑戦できる仕事です。土木施工管理技士や電気工事施工管理技士、電気工事士、舗装施工管理技術者、交通信号工事士、登録標識・路面標示基幹技能者といった資格も、多くは入社後の実務経験を積みながら取得を目指すことができるため、学生時代の専攻を問わず挑戦しやすい仕事といえます。実際に、文系出身から道路の施工管理者として活躍する社員も少なくありません。
という
社会インフラの根幹を支え、
日本を走らせる企業日本リーテック

日本リーテックを一言で言うと、日本の社会インフラを支える総合電気工事会社です。鉄道電気設備工事、道路設備工事、建築電気設備工事、送電線設備工事の4つの事業を軸にこの国の未来を支え、人々の安心をつないでいます。
東証プライム市場に上場しており、2023年から3年連続で増収増益※を記録している成長性・安定性も、強みのひとつです。
(https://finance.matsui.co.jp/stock/1938/settlement/index)2026年4月10日時点。
日本リーテックの「道路設備」の強み
日本リーテックの道路設備部門では、交通信号機や道路標識、道路照明、遮音壁・防護柵といった道路付属物(交通安全設備)を中心に、設計から施工、保守・保全までを一貫して手がけています。昭和40年代から道路標識の設計・施工に携わっており、太陽光の逆光下でも見やすい標識の開発など、長年の実績で培った独自の技術やノウハウが強みです。
また、24時間体制での維持管理を行なっており、天災時の緊急点検や交通事故発生時の復旧工事にも即座に対応できる体制を整えています。近年拡大している高度道路交通システム(ITS)に付帯する設備工事にも対応するなど、時代の変化に応じた技術力も強みのひとつです。
日本リーテックで働く魅力
巨大インフラを支える、
大きなやりがい
日本リーテックは、鉄道電気設備事業を主軸に、交通信号や道路標識、公共施設の照明、街へ電気を運ぶ送電線、各種情報・通信設備まで、わたしたちの生活を支える多様な設備構築を担っています。自分の仕事が何千万人もの移動や日常を支えているという、大きな使命感とやりがいが、この仕事の一番の醍醐味ともいえます。
一生モノの資格と技術を
手に入れられる
インフラ業界の仕事は、高い専門性と技術が求められます。日本リーテックでは人材育成のために、総合研修センター「ゆめみ野学園」を所有。現場さながらの環境で、実際の設備に触れながら研修や技術競技会を行なっています。
新人だけでなく、中堅社員もベテラン社員も、階層別の研修を通して技術と「安全文化」を継承。国家資格の取得も支援してくれる環境のなか、未来のインフラを担う“真のプロ”として成長することができます。
景気に左右されない安心感
鉄道、電気などの社会インフラは、景気に左右されることなく人々に必要とされています。日本リーテックはJR東日本のパートナー会社であり、取引先には、JR各社や東京電力、東京都交通局、大阪市交通局など公共性の高い団体が名を連ねます。
また、インフラ関連の工事は施工だけでなく、施工後の保守や点検による長期的な収益も見込めます。このため、将来的な安心感を持ちながら長期的なキャリアを形成することができます。
職種のインタビュー記事一覧
日本リーテックの4事業にまつわる「鉄道施工管理」「道路施工管理」「電気施工管理」「送電線施工管理」の4つの職種について、インフラ業界に決めた理由や働きがい、入社後の印象的なエピソード、休日や夜勤勤務事情など、現役社員のリアルな声を取材しました。




